国内外で果敢に業務拡大のために民営企業などに資本参加を行ってきたブラジル銀行は2012年から適用されるバーゼル3の自己資本規制法に対応するために、民間電力エネルギーの株放出が金融市場でうわさとなっている。
バーゼル3は国際的に業務を展開している銀行の自己資本の質と量の見直しが柱であり、普通株と内部留保などからなる「中核的自己資本(Tier1)」を投資や融資などの損失を被る恐れがある「リスク資産」に対して、一定割合以上持つように義務づけるものである。
ブラジル銀行は22億レアルに相当そるNeoenergia社の株を12%所有、また CPFLの株放出も予想されて電力エネルギー分野から撤退、また今後の資金調達などのためにヴォトランチン銀行の新規株式公開(IPO)の可能性も否定できない。
現在のブラジル銀行の最低所要自己資本比率は14.1%と中銀が定める最低比率11%よりも大きいにも関わらず、イタウー銀行の15.4%、ブラデスコ銀行の14.7%よりも低く、年末には14.6%まで引上げる予定となっている。(2011年5月10日付けエスタード紙)