中銀の統計によると今月11日間のドルの流入から流出を差引いた外貨流入残高は74億3,000万ドル、今年は前年同期比24.7%増加の303億6,000万ドルを記録して更なるレアル高の為替となっている。
ブラジル企業や銀行は金利の安い海外で資金を調達しているが、今月11日間での外貨流入の大幅増加は連邦政府が為替安に誘導するために、外貨流入阻止政策の採用の可能性が出てきたためと予想されている。
3月は特にクレジットオペレーション、投資用資金調達、配当金・利益送金などの金融関連セグメント向けの外貨が流入、これらの金融投資向け外貨流入残は前年同期の23億9,000万ドルを大幅に上回る292億7,000万ドルに達している。
しかし3月の貿易収支は輸出61億ドル、輸入55億9,000万ドルで5億1,000万ドルの黒字、今年の輸出は358億5,000万ドル、輸入は347億6,000万ドル、貿易収支は10億9,000万ドルの黒字となっている。
金融市場関係者は連邦政府が為替コントロールのために、外貨流入の誘導措置として金融取引税(IOF)や銀行の強制預託金の比率引き上げを予想、3月の中銀によるドル介入は40億5,000万ドルの外貨準備高の増加につながっている。(2011年3月17日付けエスタード紙)