キャリートレードなどの金融投資によるドル流入で一層のレアル高の為替傾向を阻止するために、ギド・マンテガ財務相は10月上旬に2回に亘って海外投資家に対する金融取引税(IOF)を引上げた。
しかし10月下旬から再びドル流入に拍車がかかって25日から29日の間には株投資、国債や対内直接投資に対して12億3,600万ドルが流入、10月のドル流入残高は69億1,700万ドルを記録している。
10月上旬の1日当たりのドル流入は1億2,400万ドル、しかし最終週には2億4,700万ドルとドル流入残高は過去数カ月間の平均水準まで戻っている。
同月の株式、国債やファンドなどの金融投資は51億4,100万ドルと9月に実施されたペトロブラスの大型増資などによる167億1,600万ドルに次ぐ、今年2番目の流入残高を記録している。
また10月の輸出は171億9,500万ドル、輸入は154億1,800万ドルと5月以来の貿易黒字を計上、また中銀は同月に75億9,300万ドルのドル介入を行った影響で外貨準備高は2849億3,000万ドルに膨れ上がっている。(2010年11月5日付けヴァロール紙)