中銀の発表によると9月のドル流入はペトロブラス石油公社の増資が牽引して167億1,000万ドル、統計を取り始めた1982年以来の記録を更新した。
9月のドル流入は2009年10月にサンタンデール銀行が新規株式公開(IPO)を実施したために131億ドルのドル流入の記録を上回り、レアル通貨の上昇につながっている。
中銀はレアル通貨の上昇を抑えるために海外投資家の確定金利付きファンドへの投資に対して金融取引税(IOF)を2%から4%に引き上げたが、政策誘導金利(Selic)が10.75%で5%のインフレを差引いた実質金利が6%前後と非常に高いために、ブラジルでのキャリートレードは今後も継続すると見込まれている。
高速鉄道、ワールドカップ、オリンピックなどインフラ整備向けの大型投資が目白押しで、また国内経済が好調に推移しているブラジルに先進国は注目、ブラジル国内向けの対内直接投資や金融投資が増加して、ますますレアル高の為替の傾向が続いている。
連邦政府は更なるレアル高の抑制強化策としてブラジル市場で為替取引の決済期間を750日から1,500日に延長、財務省は将来の債務の償還満期のために最大107億ドルのドル購入が可能となった。(2010年10月7日付けエスタード紙)