コンサルタント会社ATKearney社の調査によるとブラジルの住宅ローン金利は世界でも最も高く、5カ国の比較ではロシアの14.5%に次ぐ11.3%、米国5%、チリ4.9%、スペインの3.4%を大幅に上回っている。
また銀行の住宅ローンのスプレッドは5.1%と米国の4.8%を超えてトップ、ロシア3.1%、チリ3.0%、スペインの2.2%を大幅に上回っており、中銀の過去12カ月間の住宅ローンの伸び率は51%と他のクレジット平均の19%を大幅に上回っている。
連邦政府の低所得層向けの大衆住宅建設"私の家、私の暮らし"プロジェクト向けクレジットが牽引して、住宅ローンはGDP比3.0%まで増加の1,150億レアルに達しているが、スペインはGDP比26%、チリは27%と比較にならないぐらい多い。
住宅クレジットは過去5年間で大幅に増加してきているが、特に連邦貯蓄金庫(Caixa)は住宅ローンの75%を占めて寡占状態となっている。
しかしブラジル国内では岩塩層下原油開発向け投資、ワールドカップやオリンピック向けインフラ投資などの大型投資向けクレジットが必要となるために、2012年もしくは2013年には住宅向けクレジットが不足すると予想されている。(2010年10月4日付けエスタード紙)