ペトロブラス石油公社は新規株式公開(IPO)や増資で過去最高を記録した1987年のNTTの388億ドル、今年の中国農業銀行の221億ドルをはるかに上回る700憶ドル相当の1,200億レアルの資金調達をした。
しかし連邦政府に対して未開発鉱区の50億バレル相当の現物出資として約700億レアルを支払うために、ペトロブラスには実質的に500億レアルの資金調達となる。
今回の増資は資金調達需要の2倍の申し込みがあり、アジアの投資ファンドからの需要は予想を下回ったが、一般投資家や政府系ファンドからの需要がカバーした。
昨日のペトロブラスの優先株は4.12%、普通株は2.76%それぞれ増加、しかしペトロブラスは普通株の発行価格を昨日の株価よりも1.8%低い1株29.65レアル、優先株は2.0%低い26.30レアルに設定した。
今回の増資で連邦政府、社会経済開発銀行(BNDES)並びに連邦貯蓄金庫(Caixa) の持株比率は39.8%から45%に上昇、また今回の700億ドルの増資でペトロブラスの株式の時価総額は世界トップのエクソンに近ずいてきた。
ペトロブラスは今回の増資で岩塩層下原油開発に拍車がかかり、また総資本に対する負債率の低減に結びついて、格付会社S&Pは現在の格付BBB-を維持することを決定した。(2010年9月24日付けエスタード紙)