ペトロブラスは新株発行を利用して連邦政府から原油50億バレルの権益を獲得するが、昨日、ブラジル石油監督庁(ANP)は契約しているGCA社から新株発行のためのクレジット向け石油価格調査レポートを受取った。
しかし金融市場ではペトロブラスが主張している石油価格とANPとの間に大きな格差があり、石油価格設定が高くなる可能性があるために、昨日のサンパウロ証券取引所(Bovespa) のペトロブラスの議決権のない優先株は3.25%、普通株は3.65%とそれぞれ大幅に下落した。
昨日のペトロブラスの株価の下落で時価総額は2,531億3,200万レアルまで低下したために、ヴァーレ社の2,549億1,400万レアルを下回って、ラテンアメリカのトップ企業の地位を明渡した。
ペトロブラスの新株発行で連邦政府の持株比率は50%近くまで上昇が予想、しかし金融市場関係者は石油価格の設定が1バレル当たり7.5ドル以上に設定されると、ペトロブラス並びに株主にとって不利となると予想している。
海外ファンドのペトロブラスの持株比率は1/3に達しているが、クレジット向け石油価格が7ドル以上に設定されると株放出をする可能性が大きく、世界的に有名な金融投資家のジョージ・ソロスはすでにペトロブラス株を全て放出している。(2010年8月20日付けエスタード紙)