中国農業銀行(AgBank)の新規株式公開(IPO)が香港並びに上海株式市場で同時に行われるが、IPO時に需給動向に応じた販売やその後の市場での需給悪化を防止するための目的で導入される、オーバーアロットメントが行われた時には220億米ドルを超える資金調達額に達することが明らかになり、2006年に公募された中国工商銀行の過去最大のIPO価格219億ドルを上回る可能性がある。
AgBank株のIPOは上海株式市場で7月15日、香港株式市場では翌日が予定されているが、ヨーロッパの財政危機問題や中国株式市場の低迷で世界の株式市場の先行き不安感の中で行われる。
中国の4大銀行である中国工商銀行、中国農業銀行、中国銀行、中国建設銀行の中でIPOが最後となった同銀行は資産規模で第3位、本店は北京、中国農村地域を中心に2万4,000支店、従業員数は44万1,000人、顧客数は3億2,000万人となっている。
香港市場でのIPO価格は3.20香港ドルに設定、想定レンジは当初の2.88-3.48香港ドルから3.18-3.38香港ドルに縮小、売り出し株総数は254億株、上海市場でのIPO価格は2.68元と金融関係者は予想している。(2010年7月7日付けエスタード紙)