ギリシャ財政問題に端を発してヨーロッパは財政危機問題で揺れているが、ドイツが単独で空売り規制を発表したのはヨーロッパ金融市場でまだ認識されていない隠された問題を回避することが規制の狙いである可能性に懸念が表面化してきたために、世界の株式市場から資金の逃避が続いている。
昨日のサンパウロ平均株価は1.89%下落して6万ポイントを割って昨年9月以来の底値を記録、レアル通貨も対ドルで0.82%減少のR$1.837まで下げている。
ドイツ政府はドイツ主要金融機関10社の株式とユーロ圏の国債について現物手当てのない空売りを禁止、またユーロ圏政府債に関連したクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)についても現物手当てのない取引を禁止した。
5月の17日までのサンパウロ証券取引所(Bovespa)からの資金引き揚げは14億5,000万レアルに達して、米国債などリスクの小さい安全な投資先に向かっている。
今年のマドリッドの平均株価はマイナス21.5%と最大の落ち込みを記録、上海は-21%、サンパウロ-13%、パリ-10.8%、ブエノス・アイレスがマイナス6.1%とそれぞれ大幅に下落している。(2010年5月20日付けエスタード紙)
