ブラジル銀行はクレジット拡大と海外進出を目的に第1段階として普通株の増資、次いで大株主である公立機関の同銀行の株の放出で88億レアル相当の資金調達を計画している。
今回の増資や株の放出で800億レアルの新たなファイナンスが可能となり、新規の調達資金88億レアルはサンタンデール銀行が昨年9月に新規株式公開(IPO)で141億レアルの資金調達に次ぐ規模となる。
第1段階として普通株2億8,600万株の増資を予定発表したために、昨日のブラジル銀行の株価は一時2.93%まで下落、しかし終値はマイナス1.46%の30.40レアルに留まった。
連邦政府、ブラジル銀行の年金ファンドのPrevi並びに社会経済開発銀行(BNDES)がブラジル銀行株の65.3%を占めているが、サンパウロ証券取引所(Bovespa)の新規制である市場流通株25%以下の21.7%と低いために株を放出する。
昨年末のブラジル銀行のクレジット総額は前年比33.8%増加の3,008億2,900万レアルと大幅に増加したために純益は15.2%増加の101億4,800万レアル、収益率は34.74%とラテンアメリカの銀行では飛びぬけた収益性となっている。
ラテンアメリカの収益性でブラジル銀行に次いでいるのはイタウー-ウニバンコ銀行の24.19%、ブラデスコ銀行は23.82%で3位、ゴールドマン・サックス19.82%、ウエールズ・ファーゴ銀行11.64%、PNC銀行8.84%、JPモルガン銀行は7.06%とブラジルの銀行の収益性が非常に高い。(2010年4月15日付けエスタード紙)
