3月6日のチリの大震災による保険会社の損失補償額は1994年以来最大になると見込まれており、過去2番目の損出補償額に膨れ上がる可能性がある。
今世紀5番目となる震度8.8を記録したチリの震災はビルの崩壊、電力エネルギーの送電設備への打撃や150万軒の家屋損害など損出補償額は20億ドルから80億ドルに達すると見込まれている。
1994年のカリフォルニア州のノースリッジ地震による損出補償額は220億ドル、1923年の関東大震災の損出額は現在の74億ドルに相当して過去3番目となっている。
チリでは1973年以来震度7以上の地震が13回発生しているために家屋の60%が震災保険に加入、しかし地震発生頻度の少ないカリフォルニア州で発生したノースリッジ地震の保険加入は50%であった。
しかし今回のチリ地震では保険加入を含めて150億ドルに相当する損害が発生しており、地震による経済への打撃は最高で300億ドルに達すると予想されている。
2008年の中国の四川省地震の損害は850億ドルに達するにも関わらず、保険加入が極僅かであったために保険会社による損出補償額は3億ドル、またハリケーン・カトリーナによる補償額は700億ドルと米国では過去最高となった。(2010年3月4日付けヴァロール紙)