ブラジルの国庫庁は過去最低の利回り4.75%で償還期間が10年物の外債グローバル2019発行で5億ドルを調達、2007年8月に米国が発行した10年物の外債と同じ利回りでの資金調達を達成した。
世界金融危機からいち早く脱出したブラジルへの投資が海外投資家から注目を集めてブラジル国内の金融市場に外貨が大量に流入して信頼を取り戻しているために、今回の外債の利回りは世界金融危機前の昨年5月に発行した10年物の外債の利回り5.29%から大幅に減少している。
過去数年のブラジルは常に投資格付けでメキシコを比較されていたが、ブラジルが低金利の外債発行で容易に資金調達をしたのとは対照に、同じ日に米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)はメキシコの格付けを1段階引き下げている。
今後はブラジル企業が海外での低金利の社債発行などでの資金調達が容易になると予想されており、多くの大企業が金利の安い海外金融市場での資金調達の準備に取りかかると見込まれている。
今年の外債発行による資金調達は40億7,000万ドルで昨年の5億2,500億ドルから大幅に上昇、今年発行した30年物の外債グローバル2041では利回り5.80%で12億7,000万ドルの資金調達を達成している。
今回の外債発行の主幹はゴールドマン・サックス証券とモルガン・スタンレー証券、今日も続けてアジア市場で2500万ドル分の同外債を発行が予定されている。(2009年12月16日付けエスタード紙)