社会経済開発銀行(BNDES)は海外のインフラプロジェクトに対するクレジットは禁止されているにも関わらず、ブラジルの大手ゼネコンは過去5年間に30億ドルのクレジットを提供されて、ラテンアメリカ諸国でのインフラ整備案件を獲得している。
ブラジルのゼネコン大手のオデブレヒト社、アンドラーデ・グッチエレス社やカマルゴ・コレア社はラテンアメリカ諸国で水力発電所、地下鉄、ガスパイプラインなどの建設を行っている。
BNDES銀行がブラジルのゼネコン企業にクレジットを提供して建設中のラテンアメリカの主なインフラ事業としてはドミニカ共和国のピナリット水力発電所、ヴェネズエラのカラカス市の地下鉄3号線並びに4号線、コロンビアのボゴタ市の都市交通整備、アルゼンチンのブエノス・アイレス市の上下水道整備やガスパイプライン拡大工事などがある。
民主党(DEM)のライムンド・コロンボ上院議員やカーチア・アブレウ上院議員はルーラ大統領が朋友であるヴェネズエラのチャーべス大統領などへの影響力強化に、公立銀行のクレジットを利用していると非難している。
しかし連邦政府はブラジル企業の海外市場でのシェア獲得支援のためにBNDES銀行のクレジットを提供、チリやヴェネズエラの地下鉄工事ではブラジルからトラクター、トラックやレールなど5億ドルに達する製品を輸出していると反撃している。(2009年11月19日付けエスタード紙)