昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)はマイナス2.88%と大幅に下落、為替はドル通貨がレアルに対して1.93%と大きく上昇したが、海外投資家に対するブラジル国内での金融取引に対する金融取引税(IOF)2.0%徴収の影響は少ないと見込まれている。
Fator銀行のチーフエコノミストのジョゼ・リマ・ゴンサルベス氏はIOF税徴収の影響は一時的なものであり、南米の株式市場への投資はブラジルが圧倒的であり、ブラジルからチリまたはメキシコの株式市場への投資移動は考えにくい。
また同氏はIOF税2.0%では海外投資家の意欲を削ぐほどの税率ではなく、海外投資金流入をコントロールするためには大幅なIOF徴収が必要であり、昨日のIbovespa の下落は利益確保並びに海外送金のためにドル購入でドル高に傾いたと見込んでいる。
Renascença Corretoraのジョゼ・カルロス・アマード氏は米国の建設部門の指標が予想よりも悪かったために、リスク回避並びに利益確保でIbovespaが下がったと見ている。
他の為替業者は昨日のドル通貨の値上がりはスペキュレーション要素が強く、僅かな利ざやを狙ったデイトレードであり、IOF税徴収の影響は非常に低いと予想している。(2009年10月21日付けエスタード紙)