昨日のドル通貨に対するレアル通貨はR$1.823まで上昇して、リーマンブラザース破綻前日のR$1.781のレベルまで接近、昨年12月のR$2.50から大幅に上昇してきている。
今年上半期はR$2.30からR$2.40の間で推移していたが、国内経済の回復傾向と世界経済に対するペシミズムの減少で5月初めからレアル通貨は上昇に転じた。
今年のドル通貨は21.93%下落、ブラジルが発展途上国では一番速く経済回復すると見込まれて国内の金融市場に海外投資家が戻ってきており、金融市場関係者は今年の年末にはレアル通貨はR$1.70まで上昇すると見込んでいる。
昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は5万6,000ポイントを突破して世界金融危機前の昨年8月28日のレベルまで回復、今年のIbovespaは49.24%上昇、ナスダック27.54%、ダウジョーンズの6.2%を大幅に上回っている。
7月の30日までの海外投資家のBM&Bovespaへの投資残高は118億レアル、今年1月の海外投資家比率34.1%から7月は38.1%に上昇して海外投資家が戻ってきている。
しかし輸出企業にとってドル通貨の下落は価格競争力を削がれるために更に厳しくなるが、レアル通貨の上昇はインフレコントロールや金利低下に対するポジティブな要因となる。(2009年8月5日付けエスタード紙)