5月の海外投資家のサンパウロ証券取引所(Bovespa)の株購入総額は430億7,700万レアル、株放出総額は369億9,400万レアル、投資残高は60億8,300万レアルとなり、昨年4月の投資残高60億700万レアルを上回る月間記録を更新した。
また今年5ヶ月間の海外投資家の株式の投資残高は112億レアルを記録して、今年のサンパウロ平均株価(Ibovespa)を43.81%引上げている。
先進諸国の金利は殆どゼロに近づいてブラジルの金利差とは大きな開きがあり、またブラジルの金融システムの安定性や良好なマクロ経済のファンダメンタルズ、世界金融危機脱出では最も早い一国として注目されていることなどの要因で、海外投資家がBovespaに戻ってきている。
海外投資家のブルーチップスと呼ばれる優良株への投資比率は37%に達しており、今年のペトロブラス株は58.29%、ヴァーレ株は41.50%とそれぞれ大幅に上昇している。
中銀がドル為替の介入を行なっているにも関わらず、海外投資家のブラジル金融市場への投資拡大に伴ってドルが下落してきており、今年だけで17.6%下落のR$1.923となっている。
また世界金融危機で信用収縮した影響で新規株式公開(IPO)が大幅に減少していたが、下半期には資金調達のためにIPOが増加すると見込まれているが、実際の経済指数はリセッションを示しているために、株価下落のリスクは充分に警戒する必要があると経済アナリストは警告している。{2009年6月3日付けエスタード紙}