昨年11月の合併で南半球並びにブラジルでトップに躍り出たイタウーウニバンコ銀行は約6ヶ月間に亘りトップの座を維持したが、中銀の承認を待っている50%資本参加のヴォトランチン銀行を含めると、ブラジル銀行の総資産は6,337億2,000万レアルでイタウーウニバンコ銀行の6,189億4,000万レアルを抜いてトップとなる。
世界金融危機で民間銀行はクレジット部門を縮小したが、第1四半期のブラジル銀行のクレジット部門は前年同期比41.3%、前期比では7.3%とそれぞれ大幅増加の2,544億レアルを記録して、平均を大幅に上回っている。
昨年11月に買収したサンパウロ州立貯蓄銀行(ノッサ・カイシャ)を含めないブラジル銀行の第1四半期のクレジットは前年比29.8%増加、前期比では1.6%増加しているが、イタウーウニバンコ銀行は0.3%増加、ブラデスコ銀行やサンタンデール銀行はマイナスを記録して、クレジット部門が縮小している。
世界金融危機の影響、端境期並びに農業生産者の投資意欲減退で、アグロビジネス部門は前年同期比13.7%、前期比では0.9%増加の642億8,000万レアルに留まっている。
しかし個人向けクレジットは前年同期比67%、前期比25.3%増加の611億3,000万レアル、特に買収したノッサ・カイシャ銀行の不渡り率の低い給与・年金口座天引き型クレジットは前年同期比94.5%、前期比40.9%とそれぞれ大幅に増加している。
法人向けクレジットは前年同期比47.1%、前期比4.7%増加の1,018億レアル、今年のクレジット部門は13%から17%増加を予想、個人向けクレジットは20%から25%増加を予想しているが、第1四半期の純益は前年同期比29.1%減少したが、ブラジル銀行のみでは12.9%、16.5%の減少に留まっていた。{2009年5月15日付けガゼッタ・メルカンチル紙}