中銀のエンリケ・メイレーレス総裁は全国工業連合(CNI)でのビデオカンファレンス「世界金融危機とブラジル経済の回復」で、最近のサンパウロ平均株価指数(Ibovespa)が上昇の一途を辿っているのは米国経済回復プロセスの先行であり、金融危機の終焉ではないと警告している。
同総裁は楽観視過ぎるのは非常に危険であり、米連邦準備理事会(FRB)のベルナンキ議長の米国実態経済は回復する前には多少悪化するとの最近の言葉を引用して、サンパウロ平均株価指数の上昇は米国経済回復を早々と先行したものであると述べている。
しかしメイレーレス総裁はブラジルが最も早く金融危機から脱出する一国であるのは間違いなく、海外投資家にとっては投資対象として優先される国であるが、しかし金融危機はまだ終わっていないと強調している。
最終のフォーカスレポートでは今年のブラジルの国内総生産(GDP)伸び率は前回のマイナス0.39%から0.30%と上方修正されたが、ギド・マンテガ財務相はメイレーレス総裁とは逆に金融危機の最悪期はすでに脱出したとコメントしている。(2009年5月7日付けエスタード紙)