公立銀行であるブラジル銀行(BB)と連邦貯蓄金庫(Caixa)は連邦政府から特に金利引下げの圧力が強い消費向けクレジット金利とリスクの低い給与・年金口座天引き型クレジット金利を大幅に引下げた。
Caixa金庫は給与・年金口座天引き型クレジットの月利を3.1%から1.43%、BB銀行は1.36%にそれぞれ引下げたが、不渡り率の高い口座借越残の月利は高金利の7.0%に据置いた。
またBB銀行は家電向けクレジットの最低月利を2.62%から1.99%と大幅に引下げたが、零細・小企業向け運転資金向けクレジットの最低月利は2.14%から2.11%、最高月利は2.40%から2.37%と形式的な下げ幅に留まっている。
Selic金利の切下げに伴って民間のブラデスコ銀行は口座借越残の最高月利を8.44%から8.36%、サンタンデール銀行は9.57%から 9.50%、個人向けクレジットの最高月利を5.81%から5.76%、サンタンデール銀行は6.23%から6.15%に引下げている。
昨日、BB銀行のベンジーニ頭取はマンテガ財務相並びにルーラ大統領と会合を持ったが、スプレッドや金利低下で相当な話合いが行われたと見込まれている が、Caixa金庫のマリア・フェルナンダ・コエーリョ頭取もルーラ大統領と大衆住宅プロジェクト「私の家、私の暮らし」の金利引き下げについて話合って いる。
BB銀行並びにCaixa金庫は民間銀行を大幅に上回るクレジット金利の引下げで収益性悪化をカバーするために、更なる顧客の獲 得、クレジットカードや住宅向けクレジット拡大などポートフォーリオを広げる戦略転換を余儀なくされている。(2009年4月30日付けエスタード紙)