メキシコに端を発した豚インフルエンザの流行は落ち着きを取り戻していた世界株式市場を混乱に陥る可能性が指摘されており、27日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は2.04%下げた。
世界銀行では豚インフルエンザが世界的に大流行すれば、世界のGDPを5.0%も引下げる可能性につながり、世界的なリセッションを誘発する。
今回の豚インフルエンザの感染力は鳥インフルエンザよりも強く、2003年にアジアで大流行した新型肺炎(Sars)にも匹敵すると見込まれており、Sarsの影響でアジアのGDPは2.0%落込んだ。
しかし最も影響を受けているのは食肉生産会社で27日にJBSフリーボイ社の株価は12.23%、Marfrig社は4.55%、Minerva社の株価も9.59%とそれぞれ大幅に下落している。
中国、ロシア韓国やタイなどは米国並びにメキシコからの豚肉輸入を停止したが、豚インフルエンザの感染が確認されていないブラジルからの豚肉輸出拡大の可 能性はあるが、ブラジルの食肉生産会社や連邦政府は海外市場閉鎖の影響を憂慮している。(2009年4月28日付けエスタード紙)