ブラジルの銀行スプレッドは連邦政府と銀行業界と長年に亘って問題視されており、今回の金融危機で中銀はクレジット流動性拡大のために970億レアルを注入したにも関わらず、スプレッドは9月の26.4%から10月は28.4%に上昇している。
金融危機の影響を受けて与信審査が更に厳しくなってきており、短期のスプレッドがさらに上昇すると企業へのクレジットのコストが上昇するために、企業活動に支障をきたしてきている。
国際通貨基金(IMF)の2007年の調査ではブラジルのスプレッドは25.3%で2位以下を大きく引離してトップ、2位にはコロンビアの7.4%、フランス7.0%、ヴェネズエラ6.4%、メキシコ4.4%、日本1.1%、オランダは僅かに0.7%であった。
中銀はブラジルの銀行スプレッドの構成として管理コストが全体の13.5%を占め、不渡りリスク37.35%、強制預託金3.59%、税金8.09%、銀 行の純益マージンが26.93%となっており、スプレッドが28.4%であれば銀行の純益は7.65%となる。(2008年12月9日付けエスタード紙)