海外投資家の今年11月第1週目までのサンパウロ証券取引所(Bovespa)からの投資金引き揚げ額は今年の投資総額197億3,000万レアルを上回る234億7,000万レアルを記録している。
9月から表面化してきた世界金融危機の影響で、海外投資家は本国の赤字埋合わせのための資金送金や世界で最も安全とされる米国債に資金を逃避して,金融市場の鎮火を待っている。
2004年から2007年にかけてサンパウロ証券取引所での新規株式公開(IPO)ブームをきたしていたが、IPO株の70から75%は海外投資家によって買占められていたが、今ではその比率が48%まで減少している。
今年のIPOは僅かに2件であったが、4月にHypermarcas が新規株式公開した時は97.2%、OGXの時は63.5%がそれぞれ海外投資家によって買占められていた。
ブラジル以外でも海外投資家比率の高い韓国、ロシアでも海外投資家の資金引き揚げで株式市場の暴落に大きな影響を与えており、これは1929年の大恐慌の時と同様に、米国人が所持していたヨーロッパの株を売って米国債に逃避した様子を再現している。
9月と10月のBovespaの1日平均の出来高は50億レアル以上であったが、今では昨年と同じ40億レアルのレベルに低下、ブラジルが投資適格級にラ ンク付けされた翌月の5月には出来高が70億3,500万レアルに達していた。(2008年11月13日付けエスタード紙)