昨年11月にサンパウロ証券取引所(Bovespa)に上場している企業で、株価純資産倍率が1倍を割り込んでいたのはエレトロブラスだけであったが、サブプライム問題に端を発した金融危機で軒並み株価が暴落した影響で今では21銘柄を数えている。
世界金融危機で鉱業や自動車部門は減産に、また不動産建設部門もクレジット調達難で今後の計画修正を余儀なくされており、昨年11月のヴァーレの株価純資産倍率は4.46倍であったが、今では1.39倍まで割り込んでいる。
昨年11月のサンパウロ電力会社(CESP)の株価純資産倍率は1.05倍であったが、今年の11月10日には0.37倍に下落、建設業のロッシ・レジデ ンスは3.71倍殻0.45倍、ガフィザも2.94倍から0.84倍、ブラスケンは1.08倍から0.62倍、ウジミナス2.53倍から0.73倍、パル プ製紙部門のアラクルースは2.32倍から0.64倍、VCPも1.89倍から0.70バイトそれぞれ大幅に下げている。
株価純資産倍率は 一株あたり純資産額に対する株価の倍率を測る指標で、一般にPBRが1倍である時は株価が解散価値と等しいとされ、それ以下だと割安株として扱われ、1倍 以下の水準では会社が保有する純資産の額より株式時価総額のほうが安いことを意味しており、継続的に事業を行うより解散した方が株主の利益になる可能性が あり、魅力的な事業・資産を持つにも関わらず低いPBRで推移している企業は絶好の買収対象になる。(2008年11月12日付けガゼッタ・メルカンチル 紙)