昨日、イタウー銀行とウニバンコ銀行が合併を発表して、ブラジル国内ではブラジル銀行、ブラデスコ銀行を追越して総資産5,750億レアルで業界1位に躍進、また南半球でもトップ、世界ランクは17位に上昇した。
この合併劇は15ヶ月前から水面下で交渉が続いていたが、今年9月に表面化した世界金融危機が合併を早める結果となり、今後は国外への進出で国際化を計り、初めにラテンアメリカに進出後は他の新興国などへの進出が予想されている。
イタウー銀行とウニバンコ銀行の合併でブラジル国内の5大銀行の預金は全体の74.3%に相当する4,500億レアル、総資産の72.9%、クレジットの72.2%を寡占する。
大銀行の寡占化は銀行金利やサービス手数料金の低減を難しくさせて、一般消費者にとっては厳しくなるが、ブラジルの国内銀行の大型化は国際競争力を付ける効果がある。
イタウー銀行の総資産は3,966億レアル、ウニバンコは1,785億レアル、純益59億レアル、22億レアル、純資産321億レアル、129億レアル、 クレジット総額1,510億レアル、743億レアル、顧客総数4,350万人、3,010万人、従業員6万9,165人、3万5,164人となっている。
イタウー銀行とウニバンコ銀行の合併で民間最大銀行であったブラデスコ銀行は総資産で1,500億レアルも差を付けられたために、早急に合併する銀行を選択する必要に迫られている。
ブラデスコ銀行の有望な合併先は給与・年金口座天引き型ローンや330億レアルに達する自動車購入ローンを擁するヴォトランチン銀行が有力と見込まれているが、総資産が730億レアルと合併しても追いつかないために、他の銀行の買収も視野に入れている。
ブラデスコ銀行以外にはブラジル銀行、サンタンデール銀行も合併劇に参入すると予想されるので、今後のブラジル国内の銀行業界の再編が急速に進むと予想される。(2008年11月4日付けエスタード紙)