サブプライム問題を発端に世界金融市場が大荒れにも関わらず、ブラジルの今年上半期のM&A件数は前年同期比22%増加の366件で総額279億レアルとなり、26%も低下して1件当たりの買収金額は低下している。
特にサービス業、食料品や金融部門での買収件数が増加、また最近の新規株式公開(IPO)は建設業や教育関連部門での資金調達のために行なわれており、 Cyrela建設は15億レアルで Agra建設を買収、Kroton教育は4億レアルで教育関連企業3社を買収している。
前年上半期の海外投資家のM&A比率は60%であったが、今年は54%に比率を下げているが、逆にブラジル企業の海外資本のM&A比率は18%から21%に上昇している。
世界最大の牛肉生産のスイフトを傘下に置くJBSは1億5,000万ドルでオーストラリア資本Tasman社を買収、米国市場強化のためにナショナル・ビーフ社並びにスミスフィールド・ビーフ社も買収している。
ブラジル国内の乳製品メーカーは380社を数え、ラテンアメリカでは最大のプライベート・エクイティのGP投資会社は3月に増資して3億6,600万レア ルを調達、ゴイアス市のMorrinhos乳業を買収したが、今後も外資系によるブラジルの乳製品メーカーの買収が続くと見込まれている。(2008年7 月21日付けガゼッタ・メルカンチル紙)