国際コモデティ商品である食料品や石油価格の高騰はラテンアメリカ諸国のインフレ圧力となって、今後の更なるインフレ圧力を避けるためには各国政府は基本金利引上げなどの対策に追われている。
ブラジル並びにメキシコ政府はインフレ沈静対策に最も準備ができているが、アルゼンチン並びにヴェネズエラは実質インフレ指数とかけ離れた不自然な指数で対策を怠っている。
ブラジルは今年3月まで金融緩和政策をとっていたが、4月からは金融引締め政策を開始、6月の過去12ヶ月間のインフレが中央目標4.5%を大幅に上回る 5.89%まで達しているために今後も金利引き上げが継続されて、今年年末には政策誘導金利(Selic)は14.25%までの引上げが予定されている。
メキシコ中銀は6月のオーバーナイト金利を7.5%から7.75%に引上げたために過去3年間で最も高金利となったが、生産者並びに小売業界との間で商品価格の維持で合意に達している。
チリ政府はチリ通貨高の維持のために基本金利を据置いていたが、インフレ圧力で6月には0.5%引上げて7.25%となり、6月のインフレはチリ中銀の中央目標値を3.0%に上回る9.5%に増加している。(2008年7月10日付けエスタード紙)