世界金融市場が大荒れで今年上半期の国際金融市場のM&Aは前年同期比35.6%減少しているのに反して、ブラジルのM&Aは前年同期比80.6%増加の495億7,000万ドルを記録している。
今年上半期のM&Aの主幹事会社として昨年12位であったRothschild社がスイスクレジット銀行、シティバンクについで3位に上昇、国内銀行では アングロ・アメリカン社によるMMX、テレマール社によるブラジル・テレコン社による買収を行なったイタウー銀行が首位を占めている。
今 後もブラジルでのM&Aは積極的に行なわれる要因として、世界的に需要の高い穀物や鉄鉱石などの一次産品コモデティ商品を取扱うブラジル企業が多く、生産 性の高いブラジル企業の価格競争力拡大を目的としたウジミナスによるJ・MENDES社の買収がよい例となっている。
またレアル高の為替 でブラジル企業の海外での買収が容易になってきており、海外戦略拡大ではゲルダウ社が果敢に米国でのローカル製鉄所買収でマーケットシェアを拡大、ブラジ ル国内では建設や医薬品部門でのM&Aで即時の売上拡大としてHyper-marcas社 によるFarmasa社 、Brasil Brokers社 によるAbyara社の買収が好例となっている。(2008年7月3日付けガゼッタ・メルカンチル紙)