17四半期連続で伸びているブラジル国内経済に対して、社会経済開発銀行(BNDES)の長期クレジットが大幅に増加、先月に発表された新工業政策 に沿って投資重点部門が決定されたために、多くのセクターへの投資比率低減を余儀なくされ、10%から20%の資本投資率が下げられる。
BNDES銀行のクレジットは5年連続で増加、過去1年間では800億レアルに達しており、2000年の4倍、前年比23.3%増加しているために、特に生産部門への投資比率低減が見込まれている。
BNDES銀行からの100%の最高投資比率は零細・中小企業の最先端技術開発部門ならびに北部及び北東地域のロジスチック部門に限定され、資本財部門への投資は100%から80%に低減される。
またジュース生産部門を含む農畜産部門への最高投資比率は80%から60%、85%まで達したエネルギー部門は80%、通信部門は80%から70%に低減されるが、エネルギー送電部門は60%を維持する。
ミナス州、エスピリット・サント州、北部並びに北東地域の地域開発部門への投資比率は10%引上げられ、特に資本財への投資比率は100%に引上げられる可能性もある。
同銀行は資金調達として海外で10億ドル並びに今後2年間で社債を4回発行して60億レアルの資金を調達するが、2010年までにポートフォーリオの株放出で果敢に資金を調達する。
同銀行は31社に資本参加して市場価格が340億ドルに及ぶ有価証券を擁しているが、JPモルガン証券では短期的にはライト電力並びにブラジリアーナ電力株を放出すると見込んでいる。
特に電力部門の株放出で資金調達すると見込まれており、コペル電力、CPFL並びにセミギ電力の株放出が有力と見込まれている。
またブラジル銀行並びに製鉄会社のナショナル製鉄(CSN)、ゲルダウ、ウジミナスやスザノの株放出での資金調達をすると見込まれているが、同行のCSNへの資本参加率は6.5%に及んでいる。
中期的にはテレマール電話会社、ロジスチックのALL社やJBS・フリボーイ社が含まれているが、190億ドルに達するブルーチップのペトロブラス、ヴァーレやエレトロブラスの株放出は見込まれていない。(2008年6月19日付けヴァロール紙)