ブラジルの個人向け実質年利はブラジル進出の外資系銀行の本国の10倍以上に達する可能性があると応用経済調査院(Ipea)の調査で判明している。
例えばブラジルのHSBC銀行の4月初めの年利は65.42%であったが、英国では年利6.60%と10倍近くの年利差があり、サンタンデール銀行は55.74%、スペインでは10.81%、シティバンクは60.84%、米国内では7.28%の年利となっている。
ブラジルの政策誘導金利(Selic)の年利は11.25%と先進国を大幅に上回っているが、貸倒引当金、税金や銀行利益などが高いために、単純には比較できない要素が多い。
ブラジルでは人口10,100人当たりに1銀行支店があるが、スペインは1,100人、国土の広い米国でも3,400人、ブラジルの州別の銀行1支店当りの平均面積ではローライマ州が1万1,843平方キロメートル、サンパウロ州では42平方キロメートル、連邦直轄区が18平方キロメートルと地域格差が非常に大きい。
またブラジル国内の銀行の人口当たりの支店数は一人当たりのGDPが高い南東部地域と南部地域で多いが、GDPの低い北部地域や東北部地域では少なく、銀行支店のない市町村は全国の9.0%に相当する505都市に達して、大きな格差社会となっている。(2009年4月8日付けエスタード紙)