社会経済開発銀行(BNDES)はリーマンブラザーズ破綻前には民間企業の持ち株を手放す傾向にあったが、世界金融危機で景気後退並びに信用収縮で弱ってきたブラジル民間企業の競争力を引上げるために、吸収・合併で業界再編を支援するためにBNDESParを通して資本参加している。
BNDESは総額600億レアルを上場企業に資本参加しており、特に石油・天然ガス、電力エネルギーや鉱業部門の上場企業に資本参加しているが、直接・間接的資本参加企業は300社以上に達し、そのうち186社に直接資本参加しているが、残りの120社は35の投資ファンドを通して投資している。
昨年、BNDESは218億レアルの上場企業の株売買を行い、そのうち140億レアルは9社の株式購入で資本参加したが、ナショナル製鉄(CSN),アルセロール・ミッタル及びヴィラーレスの持ち株80億レアルを放出している。
アラクルース製紙とVCPの合併後の新会社のBNDESの持ち株比率は29%に達すると見込まれており、今後は海外進出で新しい市場開拓を果敢に進める。
BNDESではブラジル・テレコンとテレマールの合併後の新会社の資本参加率を検討しているが、テレマールの31%、ブラジル・テレコンの3.0%に資本参加しているが、市場関係者は資本参加率17%前後を予想している。
またBNDESでは金融危機の影響を受けて世界的に需要が落込んでいる食肉メーカーやエタノールメーカーの業界再編成が必要と見込んでいるが、すでに食肉メーカーのBertinに26.92% Marfrig14.66% Independenciaに13.89%それぞれ資本参加、競争力をつけて世界企業にするために業界再編成を促している。(2009年3月25日付けヴァロール紙)