サンパウロ州工業連盟(Fiesp)加盟の昨年1月から9月までの月間平均の鉱工業界の金融コストは総額81億レアルであったが、最終四半期の月間平均コストは17.3%上昇の95億レアルに上昇している。
昨年1月から9月までのサラリーの支払いはコストの95%を占めていたが、最終四半期にはサラリー支払い総額85億レアルよりも11%の金融コスト高に上昇している。
金融コスト上昇の大半はスプレッド上昇によるもので、最終四半期の金融コスト55億レアルがスプレッドであったが、1月から9月までのスプレッドコストは25%低い44億レアルであった。
昨年12月のクレジット金利は16%上昇の30.6%にまで上昇、9月の金利よりも4.2%も上昇、2000年からでは70.8%も上昇している。
法人向けクレジットは世界金融危機の影響を受けてクレジットの流動性の大幅減少で9月比では25%上昇の18.3%、個人向けクレジットは45%上昇の17%に上昇している。
スプレッドの大幅な上昇はクレジットの不渡り率の増加、管理コストの増加、強制預託金率の増減や金融機関に対する税制や銀行の収益性マージンなどに左右されて決められるが、しかし政策誘導金利(Selic)は13.99%から12.63%に引下げられたが、スプレッド金利は逆に上昇している。
昨年の銀行の平均スプレッドは26.6%であったが、世界のGDPの90%を占める42カ国の平均スプレッドは僅かに3.0%に留まっており、ブラジルの銀行スプレッドは比較にならないぐらい高い。(2009年2月2日付けエスタード紙)