中銀の発表によると、2019年2月のクレジット残高は政策誘導金利(Selic)が6.5%の低金利に留まる金融緩和政策の継続で、前月比0.3%増加の3兆2,410億レアルに達している。
今年2月の過去12カ月間のクレジット残高は、緩やかな経済回復傾向に伴って前年同期比5.5%増加、昨年2月の過去12カ月間のクレジット残高は、前年同期比5.0%を上回っている。
中銀は今日28日に四半期インフレレポートで今年のクレジット部門の予想を発表するが、今年のクレジット部門伸び率は、特に一般消費者や中小企業向けフリークレジット部門の牽引で、前年比6.0%増加を予想している。
今年2月の過去12カ月間のフリークレジット部門は、継続する低金利の影響で11.5%増加して、昨年12月の10.6%増加を上回る増加率を記録している。
2016年10月の政策誘導金利(Selic)は14.25%で商業銀行のフリークレジット平均金利は54.0%、Selic 金利が6.5%を継続している今年2月のフリークレジット平均金利は38.5%まで減少している。
今年2月の過去12カ月間の個人向けクレジット伸び率は9.0%増加、そのうちフリークレジット伸び率は12.2%、前記同様に法人向けクレジットは僅か1.4%増加に留まっていた。
今年2月の過去12カ月間の社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット残高は、テーメル政権の金融政策に伴って縮小を余儀なくされ、前年同期比8.2%と大幅に減少していた。(2019年3月28日付けヴァロール紙)