昨日中銀のロベルト・カンポス・ネット総裁として初めて開催した通貨政策委員会(Copom)では、全会一致で政策誘導金利(Selic)を8回連続で6.5%の据置を決定した。
ブロードキャスト・プロジェクションによる43金融機関対象の調査によると、全ての金融機関エコノミストは、政策誘導金利(Selic)の6.5%の据置を予想していた。
中銀の通貨政策委員会(Copom)の議事録では、委員会理事の大半はブラジルの経済回復が予想を大幅に遅れて憂慮しており、エコノミストの中には、今後数か月後の政策誘導金利(Selic)の切下げを予想している。
Infinity Asset Management社は、ブラジルのインフレ指数を差引いた実質金利は2.31%まで低下しており、アルゼンチンの実質金利10.19%、トルコの6.91%、メキシコの4.18%を大幅に下回っている。
ブロードキャスト・プロジェクションによる43金融機関対象のSelic金利調査によると、43金融機関のうち8金融機関では、今年末のSelic金利引き下げを予想している。(2019年3月21日付けエスタード紙)