昨日ソフトバンク社は、総額50億ドルに達するラテンアメリカ地域攻略する最先端テクノロジー向け投資ファンドを設立後、Eコマース並びにデジタルファイナンスサービス、ヘルスケア、運輸業、保険業といった領域のスタートアップに果敢に投資すると発表した。
特にラテンアメリカ地域ではブラジル並びにチリ、アルゼンチン、コロンビア、メキシコ市場で攻勢をかけるが、イノヴェーションファンドのラテンアメリカ本部の設立国は選定中となっている。
新たなイノヴェーションファンドの投資や運営を担うのは、SoftBank Latin AmericaのCEOに就任したボリビア人のマルセロ・クラウレ氏、現任のSBG取締役副社長 COO、SoftBank Group InternationalのCEO、Sprint CorporationのExecutive Chairmanも兼任する。
総額50億ドルのラテンアメリカ市場に特化したイノヴェーションファンドのうちソフトバンクは20億ドルを出資、残り30億ドルは海外投資家から調達を予定している。
数多くの革新や創造に優れた人材が多いラテンアメリカ地域では、かつてないほどのビジネス機運が高まっており、ソフトバンク・イノベーションファンドは、多くの人々に新たなチャンスを創出しようとしているラテンアメリカ地域のスタートアップ企業に投資するとマルセロ・クラウレ氏は説明している。
ソフトバンク社は、既にブラジルで配車サービス会社99や配送アプリLoggi、フィットネスジムを横断的に使えるサブスクリプションサービスGympassなどに投資している。(2019年3月8日付けエスタード紙)