ブラジル・クレジット保護サービス(SPC Brasil)の調査によると、今年6月の特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利は311.9%に減少したにも関わらず、クレジットカード借越残金利の303.6%を上回って最高金利を記録している。
2017年5月の口座借越残金利は、325.1%とクレジットカード借越残金利の380.0%を大幅に下回っていたが、昨年9月には320%とクレジットカード借越残金利の327.2%に接近していた。
一般消費者の63%は、年率300%を超える口座借越残金利を知らない。また特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利の使用を余儀なくされている口座借越残高は240億レアルに達しており、一人当たり平均900レアルの口座借越残高を抱えている。
特別小切手税と呼ばれる口座借越残金利の使用を余儀なくされている人のうち、34%は予算外の医薬品購入や医療機関の利用、18%は車の修理、12%は小売店での日用品購入で利用している。(2018年6月28日付けエスタード紙)