Valor data社のペトロブラス石油公社並びにヴァーレ社、世界第3位の商用旅客機メーカーでもあるブラジル航空機メーカーエンブラエル社(EMBRAER、)、銀行・金融機関を除く4商業銀行によるブラジル上場企業70社対象の2018年第1四半期の企業調査によると、今年第1四半期の企業収益は順調に推移している。
BTG Pactual銀行の予想は最も楽観的であり、2018年第1四半期の平均収益は前年同期比32.4%増加、売上は15.6%増加、税引前利益に支払利息と減価償却費を加算したもので、どの程度のキャッシュフローを産みだしたかを簡易的に示すEBITDAは16.2%増加と予想している。
サンタンデール銀行では、2018年第1四半期の平均収益は前年同期比17.8%増加、EBITDAは15.1%増加を予想、前記同様にMorgan Stanley銀行では13.1%増加、5.0%増加を予想している。
Itau-Unibanco銀行では8.06%増加、8.17%増加とそれぞれ一桁台の増加率を予想、今年第1四半期では、銀行金利の低下による借り入れコストの削減や低いインフレ指数などの要因で、輸送部門並びに商業部門が収益率を牽引している。(2018年4月30日付けヴァロール紙)