3月21日に中銀の通貨政策委員会(Copom)では、全会一致で政策誘導金利 (Selic)を現在の6.75%から0.25%切下げて6.50%に決定、過去最低の金利を記録したにも関わらず、銀行の金利は高止まりしている。
2013年初めのSelic金利は7.25%と現在の6.5%を上回っていたが、クレジットカードや自動車購入向け金利、個人向けクレジット金利は、現在の金利よりも低かった。
中銀ではクレジットコスト削減のために、強制預託金の規制簡素化、全てのクレジットカード使用可能な現金自動預け払い機(ATM)の統一化、小売業者に対する現金払い並びに分割払い、クレジットカードや一般的に特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット向け金利自由化などを継続して検討している。
現在の特別小切手税と呼ばれる口座借越残クレジット金利は、324.1%と以上の高止まりを継続しており、Selic金利が 7.5% であった2013年5月の136.5%の2.5倍を記録している。
前記同様に現在の個人向けクレジット金利は、46.9%と2013年5月の36.8%を大幅に上回っており、また自動車購入向けクレジット金利は、22.5%と2013年5月の19.5%を上回っている。(2018年4月8日付けエスタード紙)