2017年の社会経済開発銀行(BNDES)のインフレ指数を差引かない名目クレジット総額は、前年比20%と大幅減少の707億5,100万レアルに留まって、1999年のクレジット総額678億5,900万レアルに次いで最も低いクレジット総額となっている。
しかし経済リセッションからの回復に伴って、今年の社会経済開発銀行(BNDES)のクレジット総額は、前年比200億レアル増加の900億レアルを突破するとパウロ・ラベロ・デ・カストロ総裁は説明している。
2017年のBNDES銀行のクレジット総額が700億レアルに留まった要因として、インフラ整備並びに電力エネルギーなどの大型プロジェクトの承認遅延が牽引している。
現在のBNDES銀行のクレジット承認要請残高は990億レアルに達しており、非常にクレジット需要が旺盛であるとパウロ・ラベロ・デ・カストロ総裁は説明している。
昨年のBNDES銀行のクレジット総額707億5,100万レアルのうち42%は中小企業向けクレジットを記録、中小企業向けクレジット比率は過去最高となっている。(2018年1月31日付けエスタード紙)