昨年10月から継続している中銀の通貨政策委員会(Copom)による政策誘導金利 (Selic)は9回連続で引き下げられているにも関わらず、商業銀行のクレジット金利は上昇している。
今年10月の一般的に銀行金利でも特別に金利が高いクレジットカードの口座借越残クレジット金利は、9月の399.4%から413.8%に上昇したが、2年前のクレジットカードの口座借越残クレジット金利は700%に達していた。
今年10月のSelic金利は7.5%まで減少しているにも関わらず、10月の商業銀行の個人向けの平均クレジット金利は、前月比0.3%増加の59.5%、法人向けクレジット金利は0.1%増加の23.3%を記録している。
また特別小切手と呼ばれるクレジット金利は前月比2.4%増加の323.7%、法人向け運転資金向け金利は19.7%、支払い遅延が15日から89日までの個人向けクレジット並びに自動車購入クレジットの延滞率は前月比14.5%増加している。
10月の一般消費者向けクレジットは前月比8.3%増加の1,650億レアル、法人向けも3.2%増加の1,215億レアルを記録している。(2017年11月25日付けエスタード紙)