昨年第3四半期の社会経済開発銀行(BNDES)の純益が45億レアルに達する税額控除の影響で、前年同期比10.5.3%増加に達していた影響で、今年第3四半期の社会経済開発銀行の純益は、前年同期比71%下落している。
しかし今年初め9カ月間のBNDES銀行の純益は、前年同期比24.46%増加の32億レアルを記録しているとBNDES銀行財務担当のVania Borgerth取締役は説明している。
今年初め9カ月間のBNDES銀行の純益は、持ち株式の値上り並びに持ち株の放出による利益計上が貢献、ラヴァ・ジャット汚職問題に絡んでいたバチスタ一族の食品加工会社JBS社の持ち株2億1,800万レアルを放出している。
昨年1月から9月までの貸倒引当金は70億レアルであったが、今年第2四半期の延滞率2.45%から第3四半期には1.83%まで減少しており、今年同期の貸倒引当金は56億レアルに減少している。
また今年9月のBNDES銀行による国庫庁への330億レアルに達する返済も影響で純益が圧縮されており、10月に行われた170億レアルの返済は、最終四半期に計上される。
BNDES銀行のPaulo Rabello総裁は、9月並びに10月の総額500億レアルに達する国庫庁への負債返済に続いて、2018年以内に更に1,300億レアルの返済を計画していると説明している。(2017年11月11日付けヴァロール紙)