銀行業務集中サービス会社(Serasa Experian)の調査によると、2017年8月の銀行クレジットの負債が延滞している零細・中小企業数は、480万社に達して記録を更新している。
今年初め8か月間の銀行クレジット負債が期日までに支払えなかった零細・中小企業は、60万社増加して延滞企業リスト入りを余儀なくされている一方で、インフレ並びに銀行金利低下で一般消費者の延滞率は減少に転じている。
今年8月の大企業並びに零細・中小企業で延滞リスト入りしているのは510万社、そのうち年間売り上げが400万レアル以下の零細・中小企業は、全体の93%に相当する480万社を占めている。
今年初めから延滞リストから脱出した企業の大半は、レアル高の為替にも関わらず、輸出の比率が高い大企業であり、売上の大半が国内向けの企業の業績回復が遅れている。
延滞リスト入りしている480万社の零細・中小企業の内訳は、アウトソーシングサービス企業は全体の45.4%、商業部門企業は45.3%、製造業部門企業は8.8%となっている。
9月の零細・中小企業の延滞率リストからの脱出は、国内経済がリセッションから脱出したにも関わらず、内需が依然として不振であり、特に製造業部門の零細・中小企業の運転資金向けのクレジットが縮小したままになっているとサンパウロ州小企業・零細企業組合(Simpi)のジョセフ・コリ会長は指摘している。
ブラジル全国地域別の零細・中小企業の延滞リストに占める割合では、南東部地域が53.6%を占めてトップ、次いで北東部地域の16.5%、南部地域15.8%、中西部地域8.7%、北部地域は5.4%となっている。(2017年10月28日付けエスタード紙)