2017年8月の連邦政府の対内直接投資は37億5,500万ドルであったが、国際通貨基金(IMF)の外資系企業の本国からブラジル支店への送金を含む対内直接投資総額は51億3,800万ドルに達している。
今年5月~7月の3か月間の毎月の対内直接投資は40億レアルを下回っていたものの、景気の回復基調と共に上昇傾向を示しており、9月初め22日間の対内直接投資は、すでに51億ドルに達しており、9月は最終的に58億ドルに達すると予想されている。
中銀では今年の対内直接投資総額は750億ドルに据置いているものの、8月の過去12カ月間の対内直接投資総額はすでに824億7,000万ドルに達している。また2018年の対内直接投資総額は800億ドルを予想している。
ドルに対するレアル通貨上昇にも関わらず、2018年は経済回復並びに継続するインフラ整備コンセッション入札などの要因で対内投資増加を中銀戦略担当部門のフェルナンド・ロッシャ主任は予想している。
2016年12月末の対内直接投資残高は7,230億ドル、今年8月の海外投資家による対内直接投資は8,010億ドルまで上昇している。経済回復に伴って8月の本国への利益・配当金送金は、前年同月比22%増加の21億5,700万ドル、今年初め8か月間では、前年同期比15%増加の130億ドルに達している。
また今年8月の海外投資家によるサンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)と証債権取引決済・保管センター(Cetip)が合併して設立されたB3社への投資残高は、景気回復に伴うサンパウロ平均株価(Ibovespa)の上昇に伴って、9億700万ドルを記録している。
政策誘導金利(Selic)の継続する切下げに伴って、海外投資家による8月のブラジル国債を中心とした確定金利付き金融投資の売り越し残高は6億2,200万ドル、9月初め22日間の確定金利付き金融投資の売り越し残高は3億7,300万ドルを記録している。
8月の経常収支赤字は、3億200万ドルで2007年以降の8月としては最小の経常収支赤字に留まっている。また中銀では9月の経常収支赤字を3億ドルと予想して昨年9月の5億400万ドルの赤字を下回ると予想している。
中銀では今年末までに経常収支赤字は160億ドルまで増加すると予想、8月の過去12カ月間の経常収支赤字は135億ドル、また2018年の経常収支赤字は、GDP比1.42%に相当する300億ドルを予想している。
国内経済の回復並びにドルに対するレアル通貨の上昇に伴って、8月のブラジル人の海外旅行による支出は、前年同月比2倍に相当する12億9,100万ドルの赤字を計上している。(2017年9月27日付けヴァロール紙)