大手民間銀行のイタウー銀行並びにブラデスコ銀行、サンタンデール銀行の今年上半期の純益は、延滞率の上昇にも関わらず前年同期比17.0%増加の263億レアルを記録している。
大手民間銀行3行の延滞率の上昇に伴ってクレジット部門の収縮を余儀なくされているが、今年上半期の大手民間銀行3行の純益予想242億レアルを20億レアル以上上回っている。
今年第2四半期の大手民間銀行3行のクレジット総額は、5月17日にテーメル大統領がペトロブラス汚職捜査で勾留中の前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社の幹部2人が最高裁判所に提出したとのメディアの報道を受けて、テーメル政権存続の政治危機が発生したにも関わらず、前四半期比0.7%と僅かな落ち込みに留まっている。
イタウー銀行では、今年のクレジット総額を前年比0%から最高でも4.0%増加を予想している一方で、ブラデスコ銀行では、年初予想の1.0%~5.0%増加から一転して1.0%~5.0%減少に下方修正している。
今年上半期のイタウー銀行の純益は、前年同期の107億レアルから123億レアルに増加、前記同様にブラデスコ銀行は83億レアルから94億レアルに増加、サンタンデール銀行は35億レアルから46億レアルに増加している。
また前記同様にイタウー銀行のファイナンスマージンは、352億レアルから348億レアルに減少、ブラデスコ銀行も340億レアルから311億レアルに減少、唯一サンタンデール銀行は、154億レアルから180億レアルに増加している。
イタウー銀行の収益率は201.%から21.8%に増加、ブラデスコ銀行も174億レアルから182億レアルに増加、サンタンデール銀行も128億レアルから159億レアルに増加している。
また前記同様にイタウー銀行の貸倒引当金は135億レアルから98億レアル、ブラデスコ銀行も129億レアルから98億レアル、サンタンデール銀行も49億レアルから46億レアルにそれぞれ減少している。(2017年8月4日付けヴァロール紙)