継続する経済リセッションや政策誘導金利(Selic)の低下、政治危機などの要因で、2015年下半期から海外投資家のブラジル国債の所有比率が継続して下がってきている。
今年上半期末の海外投資家によるブラジル対内債務残高3兆2,330億レアルに対する所有比率は12.9%まで低下して、2012年6月の12.2%の水準に近付いているが、2015年上半期の20%から大幅に減少してきている。
今年上半期末の海外投資家によるブラジル国債残高は、4171億4,000万レアルで今年上半期だけで107億レアル減少、また7月の19日間だけで17億7,200万レアルが売り越されており、2016年の海外投資家によるブラジル国債放出は700億レアルに達している。
今年の国庫庁の年間ファイナンスプラン(PAF)では、ブラジル対内債務残高を3兆4,500億レアル~3兆6,500億レアル以内で収めなければならないが、今年6月末の国内連邦公債(DPMFi)発行残高は3兆2330億レアルとなっている。
今年6月末の連邦政府の対外債務残高は、前月比0.91%増加の1,239億9,000万レアル、ドル換算では374億8,000万ドル、また6月の連邦国債発行は741億レアル、償還国債は38億4,000万レアルであった。
今年6月のブラジル国債の平均償還期間は、4.30年と5月の4.43年よりも僅かに短縮、確定金利付き国債の発行比率は36.1%、インフラ指数連動国債は31.41% 、為替連動国債は0.46%に留まっている。(2017年7月25日付けヴァロール紙)