ブラジル中国企業評議会(CEBC)の調査によると、過去2年間の中国企業によるブラジルへの投資は、インフラ整備プロジェクトへのコンソーシアム参加からブラジル企業買収並びに資本参加へと軸足を移している。
2016年の中国企業によるブラジルへの投資は、前年比13.0%増加の83億9,700万ドルに達しているが、今年上半期の投資はすでに61億7,600万ドルに達しており、今年1年間の投資は100億ドルを突破する可能性が濃厚となっている。
ブラジル中国企業評議会(CEBC)の調査によると、2016年の中国企業によるブラジル投資案件は12件が確認されていたが、更に投資総額が41億ドルに達する4件の投資が予定されていた。
昨年の中国企業によるブラジル投資案件12件のうち8件はブラジル企業のM&Aであったが、残りの4件は外国に投資をする際に法人を新しく設立して、設備や従業員の確保、チャネルの構築や顧客の確保を一から行うグリーンフィールド投資であった。
2016年の中国企業によるブラジル投資案件16件の投資部門調査では、電力エネルギー部門投資は5件、家電部門並びに金融部門、インフラ整備部門はそれぞれ2件、農畜産部門並びに自動車部門、通信部門、製鉄部門、鉱業部門がそれぞれ1件であった。
2010年までの中国資本によるブラジルへの投資は、主に食料供給のための農産物コモディティ商品に集中していたが、2014年から経済リセッションに陥ったブラジルへ国内への投資は、ブラジル企業の時価総額下落の影響の夜ポートフォーリオ拡大に伴って色々な産業に拡大している。
経済リセッションに見舞われていた2015年の中国企業によるブラジルへの投資は600億ドルに達して記録更新、ChemChina社は自動車セクターの Pirelli社に投資していた。
また中国の最大手穀物商社の中糧集団有限公司(COFCO)は、積極的な企業買収でブラジルの穀物輸出に進出、中糧集団有限公司は2014年にオランダ農産物・コモディティ貿易大手Nideraに30億ドルを投資して51%の株式を取得していた。
COFCOは香港来宝集団(Nobleグループ)傘下の来宝農業有限公司の株式49%を2015年3月に取得。中糧集団有限公司傘下のCofco Agri社は、2015年のブラジルの大豆派生品輸出の45%に相当する荷扱いを記録している。(2017年7月20日付けヴァロール紙)