サンタンデール銀行は、2015年にHSBC銀行買収に名乗りを挙げていたにも関わらず、ブラデスコ銀行がHSBC銀行を買収、またブラジルCiti Bankの買収合戦でもイタウー銀行に足元をすくわれていた。
JBS社共同経営者のジョエズレイ・バチスタ氏が盗聴した汚職問題テープ発覚で、テーメル大統領の進退問題の発端となっているホールディング会社J&FグループのOriginal銀行の買収に、サンタンデール銀行の名前が挙がっている。
今年5月にラテンアメリカ最大のイタウー銀行は、30万人近い個人顧客層を持つ証券ブローカーXP Investimentos社との間で同社の株式49.9%を63億レアルで取得することで合意した。
サンタンデール銀行は、証券ブローカーXP Investimentos社と同業のGuideInvestimentos社の買収を金融業界関係者の間で噂に上がっているにも関わらず、ブラジルサンタンデール銀行のセルジオ・リアル頭取は噂を否定している。
サンタンデール銀行は、ブラジル国内ではイタウー銀行並びにブラデスコ銀行に次いで民間銀行では業界3位で総資産は7,135億レアル、今年第1四半期の同行のラテンアメリカ地域の売上は世界全体の44%を占めたが、昨年同期は40%であった。
サンタンデール銀行の今年第1四半期の平均収益率は15.9%とイタウー銀行の22%、ブラデスコ銀行の18.3%を下回っている。今年のサンタンデール銀行は、特に不動産関連クレジット拡大をターゲットにしている。不動産関連クレジット残高では、連邦貯蓄金庫並びにイタウー銀行、ブラデスコ銀行に次いで4位となっている。
今年初め5か月間のサンタンデール銀行の不動産関連クレジットは17億6,000万レアル、業界3位のブラデスコ銀行の32億3,000万レアルの半分に留まっている。(2017年7月6日付けエスタード紙)