今月のサンパウロ証券取引所(BM&FBovespa)と証債権取引決済・保管センター(Cetip)が合併して設立されたB3社での新規株式公開(IPO)は、100億レアルを上回る可能性があり、今年の新規株式公開による資金調達は、2013年の230億レアルを上回ると予想されている。
今年上半期のIPOによる資金調達は、すでに154億レアルに達して昨年1年間の106億レアルをすでに上回っている。B3社のGilson Finkelsztain社長は、今後6カ月から12カ月以内に15社~20社のIPOを予想している。
5月17日にテメル大統領がペトロブラス汚職捜査で勾留中の前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社幹部の暴露で、テメル政権存続などブラジルの政界が混沌としている。また2018年の大統領選挙を控えているために、新規株式公開は早まる可能性が指摘されている。
今月中にブラジル国内では最大手食料品スーパーマーケットのブラジルCarrefour社は、新規株式公開で44億5,000万レアル~56億4,000万レアルの資金調達をすると予想されている。
ブラジル国内3位の航空会社AZUL社は、今年4月に新規株式公開で20億レアルの資金調達をしており、2013年以降では、BB Seguridade社の新規株式公開に次ぐ資金調達金額を記録している。
またAdvent投資ファンドがコントロールしている医薬品メーカー Biotoscana社は、新規株式公開で10億レアルの資金調達を予定。また再保険の IRB Brasil Re社、医療業界の Notredame Intermedica 社もそれぞれ新規株式公開で10億レアルに達する資金調達を予定している。
エネルギー関連のOmega Geração社も年内のIPOを予定している。不動産業界のBR Properties社では、IPOによる9億5,300万レアルに達する資金調達の可能性がある。(2017年7月1日付けエスタード紙)