連邦貯蓄金庫の今年第1四半期の純益は、クレジット金利並びに手数料金の引上げ、コストカット効果などの要因で前年同月比81.8%増加の14億9,000万レアルを記録している。また連邦貯蓄金庫の第1四半期の純益14億9,000万レアルは、前四半期の純益6億9,100万レアルを115.3%上回っている。
テメル大統領がペトロブラス汚職捜査で勾留中の前下院議長エドゥアルド・クーニャ被告への黙秘に対する支払いを承認する様子を密かに録音したテープを大手食肉加工会社JBS社の幹部2人が最高裁判所に提出したとの「O Globo」紙の報道を受けて、テメル大統領に対する弾劾寸前まで政界が混乱、信用下落のJBS社の株価は暴落している。
連邦貯蓄金庫はJBS社の株式を4.92%所有しており、昨年12月末のJBS社の株式4.92%の時価総額は15億2,700万レアルであったが、JBS社株価暴落後の5月23日の時価総額は8億7,900万レアルに半減しており、連邦貯蓄金庫の第2四半期の決算は非常に悪化すると予想されている。
第1四半期の連邦貯蓄金庫のクレジット残高は、住宅向けクレジット並びに個人向け給与・年金口座連動型クレジット、上下水道やインフラ整備向けクレジット拡大で前年同期比4.5%増加の7,150億レアルに達し、ブラジル国内のクレジットの22.8%のマーケットシェアを占めている。
第1四半期の連邦貯蓄金庫の90日以上の延滞率は、前年同期比0.7%減少の2.83%の水準まで低下したものの、ブラジル国内の商業銀行の平均延滞率3.84%を1.0%以上下回っている。
連邦貯蓄金庫の今年3月末の総資産残高は、前年同期比3.2%増加の1兆2,800億レアル、また前4半期比では2.1%増加、前記同様に純資産残高は3.2%増加、1.4%増加している。(2017年5月25日付けエスタード紙)