昨日のレアル通貨に対するドルの為替は、海外投資家の資金流入及び中銀による為替介入の影響で、前日比0.53%減少してR$3.10を割るR$3.094まで上昇して、2015年6月以来の高値を記録している。
石油や鉄鉱石の国際コモディティ価格上昇並びに連邦政府による年金・恩給に関する果敢な構造改革、労働法改正、マクロ経済活性化政策の導入などの要因もサンパウロ平均株価(Ibovespa)並びの上昇並びにドル安の為替に結び付いている。
国際コモディティ価格の上昇に伴う海外投資家によるサンパウロ証券取引所への資金流入の継続、中銀による為替介入がなければ来週中にもドルの為替は、R$3.00を割る可能性をリオ連邦大学エコノミストのジョゼ・ルイス・オレイロ教授は指摘している。
ブラジル経済回復の楽観的なシナリオ、今後は継続して下がると予想されている金利ではあるが、未だに海外投資家を魅了する高金利で海外からの資金流入が続いているとテンデンシアス・コンスルトリア社のグスターヴォ・ロヨラ経営パートナーは指摘している。
また海外シナリオでは、米国第一主義を唱えて保護貿易主義や大幅な法人税引下げ政策、前例のない公共投資活性化政策を打ち上げて当選したトランプ大統領は、未だに具体的な政策を発表していない。
昨日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は前日比0.38%減少の6万6,712ポイントに留まったが、13日のサンパウロ平均株価(Ibovespa)は、5日間連続で上昇して6万6,967ポイントを記録、過去5年間で最高のIbovespa指数を記録していた。
また13日のブラジルの社債や国債、貸付債権などの信用リスクに対して、保険の役割を果たすデリバティブ契約のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)は211ポイントまで減少して、2015年以降では最低指数を記録している。(2017年2月15日付けエスタード紙)