昨日23日のサンパウロ平均株価(Iboespa)は、鉄鉱石の国際コモディティ価格上昇並びにブラジルの商業銀行の株価上昇、トランプ米大統領が環太平洋経済連携協定(TPP)からの「永久離脱」の大統領令に署名したことなどの要因で、前日比1.9%上昇の6万5,748.62ポイントを記録した。
昨日のサンパウロ平均株価(Iboespa)が6万5,748.62ポイントに達して2012年3月以降では最高のIboespa指数を記録、今年のIboespaはすでに9.2%も高騰している。
テンデンシアス・コンスルトリア社のグスタヴォ・ロヨラ取締役は、今年のブラジルの株価は、石油や鉄鉱石などの国際コモディティ価格の回復以外にもトランプ米大統領の環太平洋経済連携協定(TPP)からの離脱発言、NAFTA(北米自由貿易協定)関係国との再交渉、「米国第一」主義に沿った2国間の貿易交渉、他国の「不公正な貿易」是正政策遂行など、ブラジルにとって新興国の中ではメキシコやトルコよりも影響が少ないと予想されている。
中国港湾での含有量62%の高品質の1トン当たりの先物取引の鉄鉱石価格は、80.8ドルを記録している影響で、世界最大の鉄鉱石輸出企業ヴァーレ社の昨日の普通株価は3.77%、優先株価は4.83%それぞれ上昇している。
またヴァーレ社の株価上昇に伴って、ウジミナス製鉄所の優先株価は8.3%高騰して最高の値上がりを記録、XP Investimentos社アナリストのマルコ・サラヴァーレ氏は、ヴァーレ社の株価高騰要因として、鉄鉱石価格上昇以外にも昨年の最終四半期の純益の大幅増加予想も牽引。またゲルダウ金属会社の優先株価も4.54%高騰している。
海外投資家はブラジルの商業銀行の収益維持を楽観的に見ており、昨日のブラジル銀行の普通株価は4.53%、イタウー銀行の優先株価は3.36%、ブラデスコ銀行の普通株価は2.76%それぞれ大幅に上昇していた。
また昨日のレアル通貨に対するドルの為替は0.41%減少してR$3.1663を記録、今年は1.78%、過去12カ月間では22.85%それぞれ下げている。昨日のダウジョーンズは0.14%、ロンドンは0.66%、パリは0.60%、フランク風呂とは0.73%それぞれ平均株価を下げていた。(2017年1月24日付けエスタード紙)